
靴箱には、郵便受けと手洗いが兼ねられている。
落ち着いた木調の内装になるので、玄関建具の欄間やブラケット照明には明るい色のステンドグラスを採用した。

建物を構成する内装材にもこだわった。
吹抜に面した高さ6mにも及ぶ壁は左官の土壁掻き落としで陰影をつけ空間のアクセントとなっている。そのほか、一部の壁は調湿効果と経年変化を見込んで土佐漆喰を選定した。
キッチンカウンター(I型カウンターを囲うように棚とダイニングテーブルを製作)と作業棚上部壁に同じタイルを貼り、一体感を持たせた。

リビング・ダイニングキッチン・縁側を隔てるのは2,500mmの天井高いっぱいの大きな建具。
これらは気候のいい時期は扉を全部開け放って風を通すことができ、一方エアコンを使う時期は閉め切って効率的に使える。縁側があることで外壁との間に空気層ができ、夏は日差しが直接入らず涼しく、冬は断熱効果を発揮する。

吹抜けを囲うように設けられた2階部分の一部には、書斎を設置。仕事を持ち帰ることの多い夫妻が椅子を並べて使えるよう、デスクの幅は3mとした。
